なんとなく人生とはしんどいもの
なんとなくとつけて、マイルドにしてみたが、しんどいものに違いない。
まちがいない。
釈迦だって、解脱だなんて言い出すくらいだから。
物心ついた頃は、しんどいと感じていたかは覚えていないのだが、小学生、中学生、高校生と年齢をとるたびにうっすらと靄のようだったものが霧となって濃霧になって前が見えなくなっていった。
そして今は、霧がかかったままでも寿命を全うするしか選択肢はないのだなという絶望とともに前に進んでいるという状況である。
前に進むと言っても、ただ歳を重ねるだけで、戻れないから前に進むという表現をしているに過ぎない。
朝は絶望の時間である。
始まりは怖い。終りが見えないのは怖い。今より悪くなるのは怖い。
金の管理ができない。時間の管理ができない。
給料も頭打ち。落ちない食欲、重くなる体。目も悪くなって、こだわりもへって。
なのに、努力はもっとしんどい。
どうしようもないクズである。
いったいいつからこんなに自分勝手な人間だったんだろう?
閉塞感漂う日本で、どうやって希望を抱けばいいというのだろう